森田彩音「ビックリ」初V 高校生の出雲美空を圧倒

 「卓球・大阪国際招待選手権」(17日、エディオンアリーナ大阪)

 各部門の男女シングルス決勝が行われ、女子シングルスは森田彩音(東京・中大)が出雲美空(石川・遊学館高)を3-0で下し、初優勝を飾った。男子シングルスは劉家良(中国・上海華東理工大)が岩城友聖(東京・中大)にフルセットの末、3-2で競り勝ち、中大の男女シングルス“アベックV”を阻んだ。

 殻を破る初優勝に笑顔がはじけた。森田が決勝で高校生ながら勝ち上がった出雲を圧倒。「優勝できると思ってなかったのでうれしいし、ビックリした」と初々しく語った。決勝はこの日6試合目。準々決勝、準決勝でフルセットを戦い、疲労も蓄積したが「体がきつい方が力が抜けた」と振り返った。

 静岡県菊川市出身。卓球経験のある両親の影響で5歳からラケットを握った。中学でJOCエリートアカデミー入り。親元を離れ東京で寮生活を始めた。結果が出ない頃には卓球をやめたいこともあったというが、中大入学後は自ら工夫することで「楽しいと思えるようになった」。

 昨年は全日本大学総合選手権(インカレ)で個人、団体とも準優勝。「2位が多くて縁がなかった」というタイトルをつかみ、故郷から応援に駆け付けた両親に恩返しができた。

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