「卓球・大阪国際招待選手権」（１６日、エディオンアリーナ大阪）

　男子ダブルス決勝は松下海輝・藤村友也組（和歌山・日鉄住金物流）が阿部悠人・杉本和也組（福岡・希望が丘高）を３－１で下し、２連覇を飾った。女子ダブルス決勝は、昨年準優勝の平侑里香・松本優希組（東京・サンリツ）が岩越帆香・笹尾明日香組（東京・早大）を３－１で破り、３度目の優勝。２年ぶりに王座を奪回した。

　食らいつく高校生に貫禄を見せつけた。男子ダブルスを２年連続で制した松下・藤村組の藤村は「優勝しかないと思っていた」と笑顔。愛知工大時代にもダブルスで２連覇、シングルスで優勝を経験した大会で、新たな勲章を手に入れた。

　第１ゲームを先取した後、第２ゲームはジュースの末に落とした。しかし、再びジュースとなった第３ゲームで粘り勝ち。「（高校生は）向かって来ると思ったが、自分たちのプレーができた」と落ち着いて勝ちきった。

　藤村の大学卒業後に組んだコンビは２年。松下が「ラリー回数が多くなると強い。お互いに（相手のプレーが）読める」と言うとおり、息の合ったプレーは上昇一途だ。来年は同種目で史上初の３連覇がかかる。１年先輩の松下は「優勝を目指したい」と宣言した。