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高梨沙羅 今季初V 通算勝利数56で歴代最多更新「今まで取った1位よりも格別」

 「ノルディックスキー・W杯ジャンプ女子」(10日、リュブノ)

 高梨沙羅(22)=クラレ=が今季初優勝を飾り、ジャンプの男女を通じて歴代単独最多の通算勝利数を56に伸ばした。高梨は1回目に89・5メートルの99・0点で首位に立つと、2回目は82・5メートルを飛んで合計223・9点をマーク。6連勝中のマーレン・ルンビ(ノルウェー)に2・1点差で競り勝った。伊藤有希(土屋ホーム)が16位、勢藤優花(北海道ハイテクAC)が28位。丸山希(明大)は35位、岩渕香里(北野建設)は39位で2回目に進めなかった。

 僅差で優勝が決まると、高梨はチームメートの伊藤と抱き合って喜んだ。表彰台の中央に立つのは昨季の最終戦以来。今季はずっと苦しんできた。それだけに56回目の勝利の喜びはいつも以上に大きかった。

 「新しい自分のジャンプを探して試行錯誤してきた中で、ようやく結果につながった。この1位は今まで取った1位よりも、格別なもの」。気持ちよさそうに顔をほころばせた。

 この日は開催が危ぶまれるほどの強風で予選が中止になり、度重なる中断で集中力を欠いて苦しむ選手が多い中でも、集中を切らさなかった。1回目は向かい風を利してK点(85メートル)を4・5メートル越えて首位に。2回目は「欲が出てすごく緊張して、踏み切りのタイミングが遅れた」と、K点の手前に落ちたが、1回目のリードを守って、ルンビ(ノルウェー)の7連勝を2・1点差で阻止した。

 「新しいレベルにいくため」に今季取り組んでいるフォーム大改造は「まだ助走(姿勢)に手をつけている段階」という。久しぶりの優勝にも「自分のジャンプが出来上がっていないので」と、内容には満足していない。真面目な22歳のジャンパーは先を見据えて、技術に一層の磨きをかける。

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