宇野昌磨がフリーで世界最高197・36点、合計289・12点 4回転3本着氷
「フィギュアスケート・四大陸選手権」(9日、アナハイム)
男子フリーが行われ、SP4位からの巻き返しを狙う宇野昌磨(21)=トヨタ自動車=は羽生結弦が持っていたフリーの世界最高得点を更新する197・36点をマーク。SPとの合計も自己ベストを更新する289・12点を記録した。
冒頭の4回転フリップで出来栄え点(GOE)で2・67点の加点を得た。続く4回転トーループもGOE2・58点と上々の滑り出し。3回転ループ、スピン2本も取りこぼしなく終えた。
コレオシークエンスをはさみ4回転トーループ-2回転トーループもGOE2・71点の加点。得意の3回転アクセルも美しく降り、2・63点と高い加点がついた。
3回転アクセル-オイラー-3回転フリップの連続ジャンプで最後の着氷が乱れてしまったものの、大きなミスはなく、最後のジャンプ3回転サルコー-3回転トーループも着氷。右足首に不安を抱える中、持てる力を出し切り、フィニッシュの直後にはリンクに崩れ落ちた。
採点が新基準となった今季のベストスコアはフリーでは188・38点、SPとの合計では277・25点だった。