ボルダリング 野中生萌が悲願の初V “なおみ世代”躍動!

ボルダリングジャパンカップを初制覇した野中生萌(中央)。左は同大会11度の優勝を誇る野口啓代、右は伊藤ふたば(撮影・堀内翔)
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 「ボルダリング・ジャパンカップ」(27日、駒沢屋内球技場)

 女子決勝が行われ、18年W杯年間総合女王の野中生萌(21)=XFLAG=が4課題のうち3つをクリアし、悲願の初優勝を飾った。12度目の優勝を狙った昨年の世界選手権銀メダリストの野口啓代(29)=TEAM au=も3完登だったが、ボーナス(ゾーン)獲得数で2位に終わった。2年ぶりの優勝を狙った伊藤ふたば(16)=TEAM au=は3位だった。

 “時の人”となったテニスの大坂なおみと同じ97年生まれの野中が、これまでなぜか縁のなかった国内初タイトルを手にした。「やっと、という感じですね。ずっと優勝できずに悔しいおもいをしていたので、本当にうれしいです」。昨年負った右肩の故障の影響は、少なからず残っているが、第一人者の野口が登れなかった第2課題を、得意のアクロバティックな動きでクリア。「あれが後半に繋がった」と、勝因を分析した。

 前日は同世代の大坂が全豪オープンで優勝する姿をテレビ観戦。「同い年とは思えない貫録と、すごい攻撃力だった。とても刺激になったし、同じタイミングで試合だったので、私も頑張ろうと思った」。競技面での認知度にはまだまだ大きな差はあるが、1年半後の東京五輪が1つ大きな目標になるのは同じ。「来年の五輪も日本であるし、今年の世界選手権も日本(八王子)である。日本で勝つことが重要だと思っていた。五輪でも金メダルを狙っていきたい」。プレ五輪イヤー初戦で、最高のスタートを切った。

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