全豪決勝進出の大坂 試合後は“なおみ節”全開「経験生きたかも…まだ21歳なのにね」
「テニス・全豪オープン」(24日、メルボルン)
女子シングルス準決勝で第4シードで世界ランキング4位の大坂なおみ(21)=日清食品=は、第7シードで同8位のカロリナ・プリスコバ(チェコ)に6-2、4-6、6-4で勝利した。
日本勢としては初の全豪決勝進出となり、昨年の全米に続く四大大会制覇に王手をかけた。
試合後にコート上で行われた現地のインタビューでは“なおみ節”をさく裂させた。
過去1勝2敗だったプリスコバをフルセットの末に破り、「直接対決では彼女の方が勝っているので、厳しい戦いになると思っていました。第3セットは立て直そうと、それで何とか勝てました」と激闘を振り返った。
最後のサービスゲームを振り返って、「セカンドサーブは非常に緊張しました。“お願い!”っていう感じでした。何とか決めることができました。(全米OP制覇の)経験が生きていたのかも知れません…まだ21歳なのにね」と、話して観客を沸かせた。
この日のメルボルンは気温40度を超える猛暑とあって、試合中、天井は閉じられていたが、「正直言って、暖かいのが好きなので、閉じているのがちょっと悲しかった」と答えて、「外は40度ですよ」とインタビュアーを驚かせていた。
さらに、日本のファンへ日本語でメッセージをと促され、「こんにちわ。皆さん本当にありがとうございます。次の試合も頑張ります。ありがとう」と話したが、インタビュアーから「何と言ったのですか?」と聞かれると、「ナイショ」とちゃめっ気たっぷりに答えていた。