白鵬が無敗守る 後続に2差、完全な独走態勢 千代の国が2敗目、負傷か

万全の寄りきりで隠岐の海(右)を下し全勝を守った白鵬=両国国技館(撮影・園田高夫)
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 「大相撲初場所・10日目」(22日、両国国技館)

 横綱白鵬(宮城野)が隠岐の海(八角)を退け、無敗を守った。1敗だった千代の国(九重)は勢(伊勢ノ海)に敗れ2敗に後退し、さらに左膝付近を負傷したと見られ、車いすで搬出された。後続力士との差は2に開き、完全な独走態勢に入った。

 白鵬は隠岐の海を寄り切る盤石の相撲だった。

 2敗力士では、平幕の魁聖(友綱)と矢後(尾車)が敗れ3敗に後退。新関脇の貴景勝(千賀ノ浦)も大関高安(田子ノ浦)にはたき込みで敗れた。関脇玉鷲(片男波)は錦木(伊勢ノ海)を押し出した。

【成績上位力士】

 ▽無敗 白鵬

 ▽2敗 玉鷲、千代の国

 ▽3敗 貴景勝、遠藤、矢後、魁聖

 また、大関豪栄道(境川)は琴奨菊(佐渡ケ嶽)を外掛けで退け4勝目(6敗)。貴景勝に勝った高安は5勝目を挙げた。

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