疑惑の竹田会長処遇は議論せず IOC理事会
国際オリンピック委員会(IOC)は17日、スイスのローザンヌで理事会と選手委員会の合同会議を開いた。2020年東京五輪招致を巡る贈賄容疑でフランス司法当局がIOC委員を務める日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(71)の正式捜査を開始したが、出席者によると、この日は同会長の処遇は議論しなかった。
IOCは11日の倫理委員会で竹田会長にテレビ会議形式での聞き取りを実施。「推定無罪の原則を尊重しつつ、捜査に協力して状況を注視していく」との姿勢を示した。理事会は通例、倫理委の提言を受けて委員の資格停止を含めた処分を決定する。次回理事会は3月下旬に予定されている。