平野美宇「睡眠で人生変わる」“快眠効果”で2年ぶりV好発進
「卓球・全日本選手権」(17日、丸善インテックアリーナ大阪)
女子シングルス4回戦で、2年ぶりの優勝を目指す平野美宇(18)=日本生命=が、三條裕紀(青山学院大)に4-0でストレート勝利した。自身の初戦で快勝発進し、「いい試合ができた」と汗をぬぐった。
取材エリアでは“持論”を何度も唱えた。「睡眠で人生は変わります」。昨年は結果が出ない時期もあったが、ふと思い出した。「睡眠時間が少ないなと思って。睡眠が大事」。2年前から愛読している睡眠に関する本でその重要性を知っていたはずだったが、気がつけば睡眠不足に陥っていたという。
「昨年は8時間取れないときもあって、睡眠で人生が変わると思って。本当にそうですよ。ずっと本を読んでいて、9時間は取りたいと思いました」
睡眠不足だと体や頭のコンディションはもちろん、メンタルの状態も落ちる。「(睡眠時間が)短いとネガティブになって、いいことが起きなくて。それでガッカリしてまた寝られないという、負のスパイラルに陥る。よく寝ると悪いことが起きてもリセットされる。人生は睡眠が大事」。今まで6回ほど繰り返し読んだという本の内容をあらためて強調した。
現在は睡眠を意識し直した影響か、練習でも集中力が高く好調だという。「昨年末から1月前半まで、昨年の中で一番いい練習ができた。その中でどれくらいできるか、試合でいいプレーをして証明したい。練習の成果を発揮したい」。快眠効果で再び覚醒してみせる。