水谷隼、男子シングルスV奪回へ厳しい自己分析 決勝進出可能性は「25%」

 「卓球・全日本選手権」(17日、丸善インテックアリーナ大阪)

 男子シングルスで2016年リオデジャネイロ五輪銅メダリストの水谷隼(木下グループ)が、初戦となる4回戦を突破。この日の男子ダブルスとともに好発進した。「シングルスで優勝なら10度目。今年達成できればいいと思う」と自身の史上最多記録の更新をにらんだ。

 そこに立ちはだかる可能性があるのが、前回大会で男女通じて最年少の14歳で優勝した張本智和(エリートアカデミー)だ。「回りのレベルが上がっているので自分も一皮むけないといけない。張本もいるし、厳しい戦いになる」と言う水谷とは反対のブロックで、決勝までは当たらない組み合わせとなっている。

 頭の中にあるのは、意外なほどにシビアな数字だった。昨年まで12年連続で決勝の舞台を踏んでいる第一人者は、報道陣から決勝進出の可能性を問われ「25%」と即答した。「決勝にいけたのはたまたまで(それまでに)負けそうな試合が5回以上あった。強いから決勝へ毎年行っているわけじゃない」

 昨年は張本に敗れて準優勝に終わったため、今年は第2シードで、同じブロックには丹羽孝希(スヴェンソン)ら強豪が居並ぶ。そのため、張本との対戦も「周囲は期待するけど、自分は自分らしく。まず決勝にいかないと何も始まらない」と、しっかり足元を見据えている。

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