松島輝空、張本に並ぶ小5で8強 父には反抗期?

鋭いスマッシュを放つ松島輝空=丸善インテックアリーナ大阪(撮影・山口登)
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 「卓球・全日本選手権」(16日、丸善インテックアリーナ大阪)

 ジュニアの部男子シングルス4、5回戦で、小学5年の松島輝空(そら、11)=木下グループ=が、高校生を連続して撃破。5回戦では阿部悠人(福岡・希望が丘高)に3-1で勝利し、8強入りを決めた。小学5年での8強入りは2015年大会の張本智和に並んで最高記録となった。

 「張本二世」と呼ばれる重圧をものともせず、輝空が粘勝した。8強入りを決めた5回戦では2-1の第4ゲームで、一時5点を追う展開となった。しかし、普段はガッツポーズとともに上げる雄たけびを封印。「1球1球考えてプレーした。声を出すと調子が上がるけど、負けている時は集中力が大切だと思う」と大人顔負けのセルフコントロールで逆転した。

 一方、父の卓司コーチ(38)はベンチで得点するごとに両手を挙げてガッツポーズ。自身も全日本選手権に出場経験を持つだけに、息子の堂々とした試合ぶりに「テレビなどがいる中で普通はなかなかできない」と感激したようすだ。息子からは、マナー違反とされる可能性があるベンチでのリアクションについて「イエローカードもらったらどうするの!」と注意を受けているというが「我慢したら体に悪い」と苦笑いだ。

 それでも、少々反抗期気味の松島は、他にも「お父さんからは張本選手はこうしているとかガーガー言われる。面倒くさいから無視している」とふくれっ面。「(張本と)比べると、自分の卓球ができない。比べられると正直嫌かな」と自我に目覚めているようだった。

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