卓球 小5の松島輝空が8強 張本智和に並ぶ最高記録「メダル獲得したい」
「卓球・全日本選手権」(16日、丸善インテックアリーナ大阪)
ジュニアの部男子シングルス5回戦で、小学5年の松島輝空(そら、11)=木下グループ=が、阿部悠人(福岡・希望が丘高)に3-1で勝利した。小学5年での8強入りは2015年大会の張本智和に並んで最高記録となった。
「張本2世」の呼び声高いスーパー小学生の快進撃が止まらない。全日本選手権初出場の松島は1、2回戦で高校生を下すと、3回戦ではシード選手の浜田一輝(愛工大名電中)に勝利。さらに、この日も高校生2人を撃破し、小学5年としては張本に並ぶ過去最高の8強に進んだ。
今大会の目標だった最年少での4強に王手を懸け、「メダル(表彰台)を獲りたいという気持ちが大きい。次も頑張って獲得したい」とあらためて宣言。ベンチで大きくガッツポーズしていた父卓司さんは「すごい。よくがんばった。ここまで来られるとは思っていなかった」と興奮冷めやらぬ様子だった。
卓球選手だった両親の影響で2歳からラケットを握った。名前は「羽ばたいてほしい」との願いから「空」に決まっていたが、さらに「輝いてほしい」との意味を込めて「輝空(そら)」。毎日5時間以上の猛練習で腕を磨いており、夢は五輪の金メダルだという。