横綱本人から引退申し出 涙ぐむ師匠、慰留せず

 大相撲の横綱稀勢の里関の動向が注目された16日、東京都江戸川区の田子ノ浦部屋に60人以上の報道陣が早朝から集まり、緊張感が漂った。師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)は午前8時40分すぎに「今日で稀勢の里は引退します」と、横綱の決断を明かした。

 初場所で初日から3連敗した15日の夜、田子ノ浦部屋で稀勢の里関と2人で30~40分ほど話し合ったといい、横綱本人から「引退させてください、引退します」と申し出があった。

 師匠は理由を聞くことも、慰留もしなかった。「自分からは『そうか、ご苦労さん』と。僕もそれ以上声を掛けられなかった」と時折、涙ぐみながら話した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス