錦織圭ヒヤリ…世界176位に初戦大苦戦 2セット先取され最終セットで相手棄権

 「テニス・全豪オープン」(15日、メルボルン)

 男子シングルス1回戦で第8シードの錦織圭(29)=日清食品=は予選を突破した世界ランキング176位のカミル・マイクシャク(ポーランド)と対戦し、3-6、6-7、6-0、6-2、3-0となったところで相手が棄権したため、2回戦に進出した。2回戦は世界73位で39歳のイボ・カロビッチ(クロアチア)と当たる。ダニエル太郎(エイブル)は相手のタナシ・コッキナキス(オーストラリア)が5-7、4-2となったところで棄権し、初の2回戦進出。女子シングルス1回戦で大坂なおみ(21)=日清食品=はマグダ・リネッテ(ポーランド)を6-4、6-2で下し、2回戦に進出した。予選を通過した土居美咲(ミキハウス)はマディソン・ブレングル(米国)に4-6、0-6で敗れた。

 大事な初戦で予期せぬ大苦戦を強いられた。錦織は四大大会初出場のマイクシャクを攻略できず、2セットを連取されて土俵際へ追い込まれた。

 しかし、錦織のブレークで始まった第3セット途中で相手の右手と脚に異変が起きた。動きが鈍ったマイクシャクから2セットを取り返し、最終セット途中棄権で白星が転がり込んだ。「崩し方が最後まで分からなかった。もし元気だったら危なかったかもしれない」と表情をこわばらせた。

 「動きが悪いと感じたことはなかった」と言うが、第1セットの第5ゲームで得たブレークの機会をミスもあって逃し、その後は第2サーブが甘くなると強烈なバックハンドで狙い打たれて劣勢になった。第2セットのタイブレークはセットポイントの好機を先に迎えながらも強打に押され、ラケットを放り投げるなどいら立ちを隠しきれなかった。

 2回戦は211センチの長身から繰り出すビッグサーバーのカロビッチが相手。通算2勝2敗で油断できない。今季開幕戦でツアー優勝と好発進し、全豪で自己最高の4強以上も視野に入れるだけに「ちょっとのことだと思うが、サーブもストロークも修正していかないといけない」。日本のエースはギアを入れ直す必要性を口にした。

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