史上最大逆転V狙う紀平は3A8度成功 5連覇狙う宮原は盤石 女子公式練習 

練習する紀平梨花=東和薬品ラクタブドーム(撮影・北村雅宏)
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 「フィギュアスケート・全日本選手権」(23日、東和薬品ラクタブドーム)

 女子フリーを前に、公式練習が行われた。ショートプログラム(SP)5位から初優勝を狙うGPファイナル女王の紀平梨花(16)=関大KFSC=は、フリーで2回組み込むトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を計8度成功。逆転大会に向けて、準備を整えた。

 11月のNHK杯ではSP5位、首位と6・58点差を逆転している紀平。現行の採点方法になってからの、全日本選手権での女子の最大の逆転劇は、2013年大会でSP首位の浅田真央(73・01点)をSP2位の鈴木明子(70・19点)が逆転した2・82点差。SP首位からの逃げ切りが多く、逆転も2、3位がほとんど。大逆転は起こりにくい傾向にあるが、“伝家の宝刀”とともに、史上最大の逆転劇に挑む。

 85年~92年で8連覇を達成した伊藤みどり以来となる5連覇に挑戦するSP首位の宮原知子(20)=関大=は、持ち前の安定したジャンプを披露。好調をアピールした。

 平昌五輪代表でSP2位の坂本花織(18)=シスメックス=は、豪快なジャンプを成功させる一方で、スケーティング中に2度つまずく場面があるなど、やや不安定だった。

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