高橋大輔、SP採点で見る復帰の歩み 大会ごとに高まる完成度

 「フィギュアスケート・全日本選手権」(22日、東和薬品ラクタブドーム)

 男子ショートプログラムが行われ、5年ぶりの出場となった高橋大輔(関大KFSC)が観衆を総立ちにさせる見事な演技で復帰後では最高得点となる88・52点を記録した。今季歩んで来た、近畿選手権、西日本選手権と比較しながら、今大会の演技内容を振り返る。

 高橋の今季の演技構成は3大会で変わっていない。(1)3回転アクセル、(2)3回転フリップ-3回転トーループ、(3)足換えキャメルスピン、(4)3回転ルッツ、(5)フライングシットスピン、(6)ステップシークエンス、(7)足換えコンビネーションスピンで構成されている。

【近畿選手権 77・28点】 10月の復帰初戦、近畿選手権は(2)の連続ジャンプのうち3回転トーループが回転不足に。足換えキャメルスピンはレベル1と取りこぼしが多くあった。復帰戦の緊張感から、得点を聞く前に控え室に戻ろうとしてコーチにとめられるという珍事もあった。

【西日本選手権 83・56点】 11月。全日本選手権の切符を得るための大会で、SPは冒頭の3回転アクセルで出来栄え点(GOE)2・88点がつき10・88点。しかし、3回転フリップ-3回転トーループで体勢を崩し、GOEで-1・70点となった。ステップ、スピンはすべてレベル3だった。

【全日本選手権 88・52点】 GOEで減点となる要素はなかった。冒頭の3回転アクセルは9人のジャッジのうち2人が-1をつけたが、トータルでは0・46点の加点となった。ステップシークエンスはレベル3ながら、GOEはジャッジ9人中6人が満点の5をつけた。演技構成点もトップの宇野昌磨(45・25点)に次ぐ45・14点をマークした。

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