柔道・橋本壮市、視力戻らず0・1以下も3連覇だ!9月に負傷も出場問題なし

 柔道の世界ランキング上位者によるマスターズ大会(15、16日・広州=中国)に出場する男女日本代表が12日、羽田空港から出発。男子73キロ級で世界ランク1位の橋本壮市27歳=パーク24=が、9月の世界選手権で負傷した右目の状態を「視力が落ちたまま」と明らかにした。

 橋本は9月の世界選手権で試合中に頭を打った影響で右目に異変が発生。「視力が落ちたまま」と明らかにし、1・5以上あった視力は現在、0・1以下に急落しているという。複数の医師の診察を受けたものの視力は回復せず、コンタクトレンズなどでの矯正も難しいとされている。

 当初は視野が極端に狭まる生活に「疲れが抜けず、苦労した」そうだが、現在は「もう慣れた」と冷静に語った。今大会へ「しっかり準備ができた。優勝するだけ」と大会3連覇へ意気込んだ。

 世界選手権では決勝で敗れて2連覇を逃し、負傷で欠場した11月のグランドスラム(GS)大阪大会では2016年リオデジャネイロ五輪王者の大野将平(旭化成)が優勝。20年東京五輪代表争いが激化する中で「自分の柔道を出すだけ」と集中力を高めた。

 日本男子の井上康生監督は「医師の意見もいただき、問題ないとのことだった。もう一度、世界のトップだと証明する闘いをしてほしい」と15日から始まるマスターズ大会(中国)での奮闘に期待を寄せた。

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