高校総体3位の飛龍・鈴木優斗が藤島部屋入門会見 突き押し相撲で「活躍したい」

 今夏の全国高校総体相撲で3位に入った飛龍高3年・鈴木優斗(18)が12日、静岡県沼津市の同校で大相撲藤島部屋への入門会見を行った。年明けに新弟子検査を受検し、初場所(来年1月13日初日、両国国技館)で初土俵を踏む予定。

 身長181センチ、体重150キロのガッチリ体型。小4から地元クラブで相撲を始め、馬力ある相撲が藤島親方の目にとまった。中2で藤島部屋の稽古に参加。プロ転向なら親方の指導を受けたいと思い、入門を決めた。

 「親方に指導していただき、自分の相撲を磨いていけば上に行ける。目標は幕内に入って活躍したい。親方のような相撲ができれば上に行ける。親方のような相撲が取りたい」と、所信表明。親方から「いいんだよ、気を使わなくて」と、突っ込まれると、苦笑いするしかなかった。

 潜在能力にほれた親方は「突き押しの相撲でまだこれから可能性を秘めている。当たって前に行く圧力がある。相撲は突き押し。自分の型を作っていってほしい。相撲が強いのはもちろん人間的にもおおらかな魅力ある大きな力士になってほしい」と期待をかけた。

 幼少期より突き押し一本。先場所、初優勝した22歳の新スター、小結貴景勝(千賀ノ浦)も同じく突き押しタイプでくぎ付けになった。「貴景勝関に会ってみて立ち合いどう強く当たるか聞きたい。立ち合いばーん、て…。うまく言えないけど、とにかくあーなりたい」と目を輝かせた。

 今春の選抜で団体優勝を果たしたが、個人では選抜2位、高校総体3位とあと一歩頂点は届かなかった。壁になり続けたのが埼玉栄の高校横綱・斎藤大輔(3年)。「小、中、高と5回やって全部負けている。(斎藤も)プロに入ると思うからリベンジしたい」と、一足早くプロに入り、“天敵”を迎え撃つつもりだ。

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