ザギトワ緊張でミス…2連覇ならず
「フィギュアスケート・GPファイナル」(8日、バンクーバー)
女子フリーが行われ、平昌五輪女王のアリーナ・ザギトワ(16)=ロシア=は合計226・53点で2位だった。
16歳とは思えない大人びた表情でオペラ「カルメン」を情熱的に踊った。SP2位で迎えた平昌五輪女王のザギトワだったが、フリーも2位で同い年の紀平に6.59点届かず、2連覇はならなかった。得点がアナウンスされても表情は晴れず「いつも1位になりたいが、毎回なれるわけではない」と悔しがった。
リンクに立つ前から緊張していた影響からか、序盤に予定したルッツ-トーループの2連続3回転ジャンプでトーループが1回転になる珍しいミス。「練習ではうまくいっていたが、ここでは分からない」と張り詰めた雰囲気の中で演じる本番の難しさを強調する。
ソーシャルメディアのコメントにも心を乱されることがあるといい「精神面で準備の仕方を変える必要があるかもしれない」と課題を挙げた。