宮原知子、まさか6位…点数「思った以上に低かった」4連覇中全日本へ視線

 「フィギュアスケート・GPファイナル」(8日、バンクーバー)

 女子フリーが行われ、平昌五輪4位の宮原知子(20)=関大=は回転不足とアンダーグレードの判定が1つずつつくなど、反省の残る内容となった。フリーは133・79点、SPとの合計は201・31点とSPの6位から順位を上げられなかった。

 思うような演技ができなかった。2本目の要素、3回転ルッツ-3回転トーループで回転不足、さらに中盤の単独3回転ルッツはダウングレードになってしまい、大きく得点を落とした。後半の3回転フリップからの3連続ジャンプではエッジが明瞭でないと判定され出来栄え点が-0・74点の減点。10点以上を得た要素がない、苦しい展開となった。

 点数は「思った以上に低かった」といい、回転不足などのミスについても、「特に、2本目のルッツ-トウと最後のフリップはだめだなと思ったので、そこは自分が直さなきゃいけないところです」と反省を口にした。

 演技前に気持ちを高めるため浜田コーチとおでこをつけるルーティンを行っているが、この日は気持ち長めだった。「自分を信じてっていうことと、自分のやってきたことをしっかりやってきなさい」と送り出され、精いっぱいの演技を見せた。「出し切れたと思えた部分と、そうじゃなかったなと思えた部分と、いろいろでした。回転不足のジャンプもあったんですけど、3回転3回転の後ろのトウループとか、ダブルアクセル-トリプルトーループとか、自信をもって降りれたジャンプもあったので、そこが良かったところだと思います」と手応えも口にした。

 一番の問題点を「メンタルの問題」と分析した宮原。「全日本選手権へ練習を続けます」と国内選手権4連覇中の女王として巻き返しを誓った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス