稀勢の里、初日から4連敗喫す 軍配上がるも物言いの結果、差し違え

一度は稀勢の里に軍配が上がったが、物言いがつき、勝者は栃煌山に(撮影・坂部計介)
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 「大相撲九州場所・4日目」(14日、福岡国際センター)

 横綱稀勢の里(田子ノ浦)が、前頭二枚目栃煌山(春日野)にすくい投げで敗れ、初日から4連敗を喫した。1場所15日制が定着した1949年以降、横綱の初日からの4連敗は初となった。

 立ち合いから攻め込んだが、土俵際で栃煌山の左からの逆転技に前のめりに倒れ、栃煌山も土俵を割った。軍配は稀勢の里に上がったが、物言いがつき、協議の結果、栃煌山の足が土俵を割るよりも早く稀勢の里の左肩が落ちるのが早いとして、行司差し違えで栃煌山の勝ちとなった。

 一人横綱の今場所は初日に小結貴景勝(千賀ノ浦)に屈すると、2日目は平幕妙義龍(境川)に完敗。前日3日目も平幕北勝富士(八角)に2日連続で金星を配給。横綱の初日から3連敗は1992年初場所の旭富士以来26年ぶりとなっていた。

 稀勢の里は左大胸筋負傷などで昨年夏場所から8場所連続で休場。進退を懸けた先場所、10勝を挙げて再起した。完全復活を期した今場所は「優勝」宣言するなど仕上がりに自信を見せていたが、場所が始まり、調子が上がっていない。

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