卓球混合団体 張本&平野ペアが中国に敗れて銀 東京五輪へ収穫と課題

 「夏季ユース五輪・卓球」(15日、ブエノスアイレス)

 混合団体で張本智和(15)=エリートアカデミー=と平野美宇(18)=日本生命=が組む日本は決勝で王楚欽、孫穎莎の中国に1-2で競り負け、銀メダルだった。シングルスで平野が敗れ、張本が勝利したが、続くダブルスで屈した。

 東京五輪への試金石と位置付け、目標に掲げた個人、団体で2冠には届かなかった。卓球の混合団体決勝で中国の壁に再び阻まれた張本は「最低限一つは取りたかった」と悔しさを漂わせた。ユース世代でも立ちはだかったのは選手層の厚い王国の底力だった。

 平野は世界ジュニア女王の孫穎莎に勝利まであと1点に迫りながら、土壇場でミスを重ねて2-3で惜敗。それでも最近は不調が続き、一時は「練習ができなかった」と言うほど精神的に苦しんだ状態を踏まえ「久々に悔しいと思えた」と闘争心を取り戻した。

 日本選手団主将を任された張本は次世代のホープと期待される18歳のサウスポー、王楚欽に3-1と雪辱。選手村や国際交流で五輪を疑似体験した張本は「プレッシャーが他の大会と違う。雰囲気を味わえた」と収穫を強調し、平野も「これからにつながる」と課題を受け止めた。

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