バレー日本4強逃す 無敗女王イタリアに粘るもフルセット惜敗

 「バレーボール女子・世界選手権・3次リーグ、日本2-3イタリア」(15日、日本ガイシホール)

 6強による3次リーグの2試合が行われ、G組で世界ランク6位の日本は7位のイタリアに2-3でフルセット負けして2連敗で準決勝進出を逃した。5、6位決定戦に回る。イタリアはセルビアとともに4強入り。H組はオランダと中国がベスト4に入った。

 いばらの道と承知の上で歩みを進めてきたが、その道が断たれた瞬間、会場にはため息が広がった。中田監督が「目標はメダル獲得」と宣言して臨んだ今大会。日本はフルセットまで粘ったが、3次リーグ敗退が決まり、5、6位決定戦へ回ることになった。

 序盤の失点が響いた14日のセルビア戦の反省を踏まえ、各セットの初めから攻めた。第2セットはスタートから石井が入り、流れを変えた。イタリアが2セットを失うのは今大会初。意地を見せたが、無敗の女王軍団に最後は力尽きた。

 今夏ケガから復活した長岡が「自分たちの自信や目に見えないつながりが強くなっていると感じる」と話したように、大会を通じての成長はあった。最年少20歳の黒後も多くの経験を積んだ。目指してきた輝きはつかめなかったが、最終地点は東京五輪。歩みを止めるわけにはいかない。

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