輪島さん通夜 無二の親友・田淵氏が仰天エピソード

 弔問に訪れた田淵幸一氏
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 大相撲の第54代横綱輪島で、下咽頭がんなどの影響による衰弱のため8日に70歳で死去した輪島大士さん(本名輪島博)の通夜が14日、東京都港区の青山葬儀所でしめやかに営まれ、角界、スポーツ界、芸能界関係者ら約500人が参列した。40年来の交友があったプロ野球の阪神、西武で活躍した田淵幸一氏(72)は仰天エピソードを語って故人をしのんだ。葬儀・告別式は15日午前10時から同所で営まれる。

 斎場には真っ白な花で土俵が作られた。その上に輪島さんが雲龍型で土俵入りする勇壮な写真。朱色の棺は故郷石川県七尾市で夏に行われる大好きな祭りにちなんだもの。代名詞「黄金の左」で14度の幕内優勝を誇った横綱。豪快さと飾らぬおおらかさで誰からも愛された男が旅立った。

 田淵氏は阪神で4番を打った頃に知り合い無二の親友となった。約40年前、3月の春場所で輪島さんから「打ちたい」と懇願され、甲子園で小山正明氏(元阪神投手)に投げてもらい豪華な打撃練習が実現した。

 「外野まで飛んだら大したもの」とハッパをかけていたら輪島さんが5、6球で膝を痛めリタイア。「(春場所を)2日目から休場したよ」と、今だから明かせるエピソードを披露し笑った。

 1月に亡くなった星野仙一氏(元阪神監督)に続き盟友を失いショック。「あんな人のいいやつはいない。人を和ます話術があった」と思い出話は尽きなかった。

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