バスケ女子、黒星発進 アウェーに浮き足立つ

 「バスケットボール・女子W杯」(22日、テネリフェ)

 開幕し、C組で世界ランキング13位の日本は世界2位のスペインに71-84で敗れ、黒星スタートとなった。日本は序盤から動きが硬く、前半で21-39とリードを許した。後半は藤高三佳(トヨタ自動車)の3点シュートやオコエ桃仁花(デンソー)らの得点で追い上げたが、要所でミスが出た。

 平均24・3歳と若い日本は、アウェーの雰囲気にのみ込まれた。スペインへの大声援と指笛が響く会場で浮足立った。ホーバス監督は「前半は低いレベル。後半はメダルを取れそうなバスケだった」と言う。懸念された好不調の波の大きさが、大事な初戦で露呈した。

 序盤から硬かった。5人が連動し、隙をつくってシュートを狙う日本のスタイルは影を潜めた。生命線の3点シュートは前半1本成功しただけ。ガード本橋は「やってやろうという気持ちが空回りした」と悔やんだ。

 1次リーグは残り2戦。主将の高田は「後半のバスケができれば二つ取れる」と必勝を期す。この1敗を糧にできるか。23日のベルギー戦で、早くも日本の真価が問われる。

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