大坂なおみ準Vも「誇りに思える1週間」 観衆に感謝、疲れからかミスも

表彰式で目を潤ませる大坂なおみ=アリーナ立川立飛(撮影・棚橋慶太)
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 「女子テニス・東レ・パンパシフィック・オープン」(23日、アリーナ立川立飛)

 シングルス決勝が行われ、四大大会の全米オープンを初制覇した第3シードの大坂なおみ(日清食品)は第4シードのカロリナ・プリスコバ(チェコ)に4-6、4-6で敗れ、初優勝はならなかった。

 第1セットは、第1ゲーム、初球でいきなり191キロのサービスエースを奪うとわずか1分15秒でラブゲームでキープ。しかし第5ゲームで今大会初のダブルフォールトが出るなど、ミスが出始めブレークを許した。

 その後も試合巧者のプリスコバを前にミスが目立ち、ラケットを右足にたたきつけたり、がっくり前のめるしぐさを見せるなど、何度も悔しさをあらわにした。試合後は「私自身のミスが多かったというところだと思う」と振り返った。

 「負けたのは残念だけど多くのサポートに感謝しています」と大坂。「このところずっと休む暇がなかったので、いまはとても疲れを感じている。全米オープンでプレーをし続け、この大会でも良い試合が続けられた。自分自身誇りに思える1週間だった」。敗れはしたが、大きな重圧を受けながら臨んだ凱旋試合を終え、ホッと表情を緩めた。

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