豊ノ島、2年ぶり十両復帰確実も「ここからがスタート」

 「大相撲秋場所・14日目」(22日、両国国技館)

 九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)で2年ぶり十両復帰を確実にしている西幕下筆頭の豊ノ島(35)=時津風=が鏡桜(鏡山)をすくい投げで下し、6勝目(1敗)を挙げて締めた。

 立ち合い、土俵際に追い込まれ回り込みながら左を差した。すかさず左からすくって決めた。「本来の自分らしい相撲。あきらめずくるくる回りながら」と、笑った。

 幕内だった16年名古屋場所前に左アキレス腱(けん)を断裂。2場所連続全休し同九州場所で十両からも陥落した。そこから度重なるケガもあり、12場所連続で幕下生活が続いていた。

 長い2年だった。「今年の1月に肉離れして気力がなくなって辞めようとまで言っていた。3月で負けたら引退しようと決めていた。覚悟を決めていた。引退している夢もみたことあったし。引退を意識して隣り合わせでやってきたのでうれしい」と喜びをかみしめた。

 十両がゴールではない。再び幕内、三役まで復帰が目標。「上に駆け上がって豊ノ島をアピールする。いい経験をした。ここからがスタート」と、力を込めた。

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