樋口新葉は5位も伸びしろ示す 演技構成点は全体3位
「フィギュアスケート・オータム・クラシック」(21日、カナダ・オークビル)
女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)4位の樋口新葉(東京・開智日本橋学園高)はフリー5位の109・47点、合計167・01点で5位だった。SP1位のエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)は133・91点をマークし、合計204・89点で2位。優勝は206・41点のテネル(米国)だった。
表情はさえなかった。冒頭の3回転サルコーで手をつき、後半のループは2回転に。3回転フリップは転倒した。ミスが相次ぎ、フリーの技術点は全体8位の48・23点。しかし表現力を表す演技構成点は、メドベージェワ、テネルに次ぐ3番目の62・24点と一定の評価を得た。
フリーは9月に入ってから「愛の賛歌」からビバルディの「四季」に急きょ変更し、振り付けも終えたばかり。今後へ向けた伸びしろは示した。