JOC「人間力重視」へ 不祥事多発受け選手団編成で

 日本オリンピック委員会(JOC)は18日、都内で理事会を開催し、スポーツ界で不祥事が多発していることを受けて、今後の国際大会での選手団編成方針で、「人間力」を重視することを決めた。

 来年7月のユニバーシアード(ナポリ)からで、これまで競技力を第一として記載していたが、日本代表選手としてふさわしい「人間力」を一番上に記載し、競技力と同列に扱うとした。

 また、平岡英介専務理事は各競技団体への指導強化へ、竹田恒和会長を中心に各競技団体の会長を集めた会合を定期的に開く意向を示した。

 理事会では国会議員も務める橋本聖子副会長が「『各競技団体とも公金が出ているという認識が足りない』、という厳しい意見もある。ガバナンスが働いていない運営が多い。スポーツ庁が(介入すべき)という声も多い」と、現在のスポーツ界の置かれた厳しい現状を明かした。

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