重量挙げ パワハラ問題 協会のコンプライアンス委が調査開始

 重量挙げの五輪2大会連続メダリストの三宅宏実の父で、日本ウエイトリフティング協会の三宅義行会長(72)が、女子トップ選手へパワハラし、それを隠ぺいしていると報じられた問題について15日、協会が都内で記者会見を行い、コンプライアンス委員会で調査をすると発表した。

 報道を受け、協会は12日にコンプライアンス委員会を開催。当該女子選手には既にコンタクトを取っており、協会の聞き取り調査にも協力的な姿勢を示しているという。協会は10月前半をめどに調査を完了させたいとしている。

 三宅会長は会見冒頭「このたびの私に対する度重なる報道でご迷惑とご心配をかけ、誠に申し訳なく思う」と一連の騒動について謝罪。「この件については、今後本協会のコンプライアンス委員会に調査をゆだねており、その結果を待つ所存。どのような結果であれ、その結果に従う」とだけ話し「当事者である関係上、退席させて頂きます」と会見場を後にした。

 問題は9月1日の常務理事会で古川令治常務理事が指摘。過去にパワハラのもみ消しがあり、本人から聞き取りをしていないのは規則違反だと主張があった。

 2013年頃、女子監督を務めていた三宅氏から女子トップ選手へのパワハラの情報があり、女子選手の指導者から当時の専務理事に報告がされた。その後、15年8月に三宅氏、前専務理事、女子選手の指導者、所属の社長の4者協議を行った。しかしその前後で協会へパワハラ等の申し出はないという。

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