稀勢の里が出稽古で貫禄相撲 阿武咲に10勝3敗!5連勝締め 秋場所へ一歩前進

ぶつかり稽古で阿武咲(手前)を土俵に転がす稀勢の里
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 「大相撲秋場所」(9日初日、両国国技館)

 左大胸筋負傷などで8場所連続休場中の横綱稀勢の里(32)=田子ノ浦=が2日、千葉県習志野市の阿武松部屋に出稽古し、平幕阿武咲(阿武松)相手に13番取って10勝3敗と貫禄を見せた。

 10歳下の若き勢いを全力で受けた。立ち合い鋭く連勝スタートしたが相手も対応。3番目、下から攻め上げられ完敗。その後も力と力の攻防を演じ、何度も「あー」と絶叫した。最後はスタミナで圧倒、5連勝で締めた。

 「なかなか稽古場で力を出して激しくやってくれる人はいない。力を出してくれる人を相手にやるのは大事」と若きエキスを吸収し、充実感を漂わせた。

 進退を懸ける秋場所へまた一歩、状態は前進した。8月31日には横綱審議委員会の稽古総見で横綱鶴竜(井筒)、大関豪栄道(境川)ら相手に気迫を全開に4勝4敗と手応えを得た。3、4日は二所ノ関一門の連合稽古で仕上げに入る。復活ロードの視界は良好だ。

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