稀勢の里、復活へ手応えと課題 正代、朝乃山と16番

 大相撲の夏巡業が18日、北海道帯広市で行われ、左大胸筋痛などによる8場所連続休場からの復活を期す横綱稀勢の里は、朝稽古で平幕の正代、朝乃山と16番取って10勝6敗だった。視察に訪れた日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)が見守る前で、手応えと課題をうかがわせた。

 幕内上位常連の正代には左おっつけで上体を起こすなど3戦全勝。だが先場所11勝で敢闘賞の朝乃山には立ち合いから腰高で、押し込まれる場面も見られて7勝6敗だった。ただ左からの攻めは威力があり、24歳のホープは「左はず押しがくると右を差せなくて強かった」と印象を述べた。

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