豪栄道、中耳炎から稽古再開「だいぶ良くなった」
大相撲の夏巡業が14日、岩手県奥州市で行われ、大関豪栄道(32)=境川=が相撲を取る稽古を再開させ、幕内豊山(時津風)を相手に9戦全勝だった。
大関以上では今巡業で一番精力的に動いていた。満を持して土俵に上がり、低い立ち合い、鋭い体の寄せと圧倒。先場所12勝を挙げ優勝争いも食い込んだ若武者を封じた。
今巡業は順調だったが中耳炎に見舞われ、大事を取ってペースを落とした。「取組も3日休ませてもらった。だいぶ良くなったからね。耳はまだ聞こえにくい。違和感はある」と言うが、相撲を取るのは問題ない。
「仕上がっている。体の調子はいい」と自信。16年秋場所は初優勝し、昨秋も優勝争いをリードした“秋男”。「いつも調子いいのでプラスに考えて気分良く臨みたい」と、力を込めた。