鶴竜、東日本大震災復興祈願の土俵入り「被災地の人に少しでも元気を」

 大相撲の横綱鶴竜(32)=井筒=、稀勢の里(32)=田子ノ浦=が13日、仙台市若林区の荒井東市営住宅(復興公営住宅)で東日本大震災の復興を祈願し横綱土俵入りを披露した。日本相撲協会による横綱復興土俵入りは11年に震災が起きて以来、8年連続となる。

 春日野巡業部長(元関脇栃乃和歌)らとともに土俵入りの前には荒浜慰霊碑を訪れ献花。同地区は巨大津波にのまれ、壊滅的な被害を受けた被災地。今は遺構となっている「荒浜小学校」も訪れた。

 鶴竜は新横綱だった14年、福島県いわき市以来の震災復興土俵入り。「小学校を見て改めて津波の怖さを感じた。実際に体験した人にしか分からないけど改めて大変だったんだと思い土俵に上がった。被災地の人に少しでも元気になってほしい」と語った。

 被災者へのメッセージを求められると「皆さん、家、家族を失い大変な思い。元気でいることが大事。(自身も)元気を与えられるよう土俵の上で頑張りたい」と誓った。

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