【一問一答】山根会長「私は歴史に生まれた、歴史の男でございます」
助成金流用や山根明会長(78)の反社会勢力との交友が問題になっている日本ボクシング連盟が、7日午後に大阪市内のホテルで緊急理事会を開いた。
3時間に及んだ会議後、山根会長は自身の進退について「決めていない」とし、8日正午に「私の気持ち」を表明すると述べた。
(会議終了後、悠然とホテルロビーを歩き、外に出て来た山根会長。以下、報道陣との一問一答)
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「きょう、私の心の整理ができました。明日12時に、私の気持ちを皆さんに言います。明日ちゃんと発表しますので、きょうは辛抱して下さい」
-緊急理事会で会長の進退に関する決議はあったのか
「いろいろな事がありましたよ。これからどうしていくか。連盟の組織をどのようにして運営していくか。それと、このような事態になったことに関して、非常に連盟の会長として申し訳ないということは理事の皆さんにお話しました。ただ、山根明が反社会の人間と交際があったことは、前に言ったように事実でございます。『再興する会』も非常に色んな問題を抱えてます。明日私の生涯、男としてのケジメを話をしますので、きょうはちょっと時間を下さい」
-結論は出た
「いや会長一任です」
-ほかの理事からどんな話があったのか。
「中にはね、会長それ以上悪くないのに、メディア関係でこういう報道されるいうことは辛いと、そのように言われましたよ。だからその判断はね、私は自分でやりますから。帰って、家族と周りの友人関係にもご相談して、自分の進退はどのようにするか、やっぱり自分の近くにおる友人が大事であると」
「私は、歴史に生まれた、歴史の男でございます。暴力団に脅迫されて私は自分の判断は決められません。きょう私の仲間である、会長代行、専務理事、総務委員長、常務理事、理事の皆さんの意見をちょうだいしました。だから理事の皆さんから、会長一任と言われた以上、私は自分の生きる道を、明日12時まで時間を下さい」
-迷っているのか。
「迷う…そうでしょ。(ボクシングに関わった)43年いう、歴史を持って生きてきてますから」