柔道団体戦代表ながら「団体戦は嫌いです」向翔一郎が珍告白

 男子90キロ級で今年の世界選手権(9月、バクー)の団体戦代表に選ばれている向翔一郎(22)=ALSOK=が3日、宮崎県延岡市で行われた代表合宿に参加した。「学生時代にも参加していたが、日本代表としては初めてなので気が引き締まる」と充実した様子で練習をこなしていた。

 世界選手権代表の長沢憲大(パーク24)、アジア大会(18日開幕、ジャカルタ)代表のベイカー茉秋(日本中央競馬会)との代表争いに敗れる形で団体戦代表になったが、団体戦への気持ちを聞かれると「嫌いです(笑)」と珍告白。日大4年だった昨年の団体戦で、自身が敗れてチームが敗退した苦い記憶があるからだという。

 ただ、得意の背負い投げを中心に変幻自在に投げ技を繰り出すスタイルで、2月のグランドスラム・パリ大会を制すなど最近急成長を遂げている。「(今年は)日本代表なので、足を引っ張らないようにしたい。普通にやれば負けることはないと思う」と責任感を口にした。

 今年個人代表を勝ち取った長沢も、昨年は団体戦代表で経験を積んだだけに、向は「来年こそは選考会で勝って代表を勝ち取りたい」と“出世コース”への青写真を描いた。

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