柔道・高藤直寿、一二三3年ぶり黒星にショック「彼も人間だった」

 柔道男子60キロ級世界王者の高藤直寿(25)=パーク24=が29日、連覇が懸かる世界選手権(9月、バクー)前、最後の調整試合だったグランプリ・ザグレブ大会を終えて成田空港に帰国した。

 高藤は今年、1階級上の66キロ級での試合や無差別級の全日本選手権挑戦を経て、約8カ月ぶりに本来の階級に出場し、他を寄せ付けず優勝した。強豪選手がエントリーしていなかったが、持ち味の立ち技だけでなく強化中の寝技でも圧倒し「前より力がついていると実感した。66キロ級でやったからこそ自信を持って戦えた。組み手でも(相手との)レベルの違いを感じた」と手応えを示した。

 階級最強の自負があるが、同じ大会では66キロ級世界王者の阿部一二三(20)=日体大=が3年ぶりに敗戦を喫した。怪物級に強かった後輩の負けを目の当たりにし、勝負の厳しさを再認識した様子で「阿部選手も負けたので怖い。ビックリしたし、彼も人間だった」と気を引き締めていた。

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