デニス・テンさん刺殺 6月に共演のアボット衝撃「深い喪失感は言い表せない」

 フィギュアスケート男子の14年ソチ五輪銅メダリスト、デニス・テンさん(25)=カザフスタン=が19日、カザフスタンの最大都市・アルマトイの路上で刃物で刺され、亡くなった。

 現地メディアによると、テンさんは19日午後、アルマトイのダウンタウンで、テンさんの車のミラーを盗もうとした2人組に襲われ、大腿部などを刺された。救急搬送されたが、3リットルの血液を失うなど出血がひどく、重篤な状態が続いていたが、祈りは届かず、病室のベッドの上で息を引き取った。

 テンさんは6月13日に25歳の誕生日を迎えたばかり。6月9日には首都アスタナでアイスショー「デニス・テン&フレンズショー」を開催し、織田信成、カロリーナ・コストナー、ジェレミー・アボットら多くのフィギュア仲間とショーを繰り広げていた。

 アボットは19日深夜、自身のツイッターに笑顔のテンさんがピースサインをしている写真を投稿。「あなたがいなくなってしまって、とても恋しい。僕はどうにか言葉を探そうと思ったけど、どんな形容詞でも表現できない。彼は本当に素晴らしい人でした。どんな言語をもってしても、この深い喪失感は言い表せない」と深い悲しみを吐露し、「#RIPdenis」(デニス、安らかに眠れ)とつづった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス