東京五輪競技日程発表 前半予定のレスリングを後半に 大会通じての盛り上がりに配慮

 2020年東京五輪組織委員会は18日、スイス・ローザンヌで行われた国際オリンピック委員会(IOC)理事会で競技日程の大枠を提案し、承認された。17日間で史上最多の33競技339種目を行う2年後の真夏の祭典の具体像がいよいよ明らかになった。

 競技は7月24日の開会式を前にした22日の女子サッカー1次リーグからスタート。なでしこジャパンが再び世界一に返り咲くべく、出陣する。男子サッカーは翌23日からスタートする。開会式を挟み、7月25日の大会初日から柔道、競泳、体操、卓球など人気競技がスタートする。

 招致の時点では前半に組まれていたレスリングは、日本の放送局の意向を組んで、後半の8月2日からスタート。また、追加種目で金メダルの期待が高い日本発祥の空手も終盤(8月6日から3日間)に組み込まれた。ほぼ同時期に行われる卓球個人戦とバドミントンもメダルマッチが重ならないように配慮されるなど、全日程において国内の盛り上がりがなされるように工夫された。

 陸上は通例通り後半。大会最終日は男子マラソンなどで締めくくられる。

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