19歳・須崎優衣が大逆転で世界切符 残り30秒でも冷静!起死回生タックル

 「レスリング・世界選手権代表決定プレーオフ」(7日、和光市総合体育館)

 10階級で行われ、女子50キロ級は17年世界選手権金メダルの須崎優衣(19)=早大=が、全日本女王の入江ゆき(25)=自衛隊=を6-4で撃破し、2年連続で世界選手権(10月、ブダペスト)代表を決めた。男子フリースタイル74キロ級は世界選手権銅メダルの藤波勇飛(山梨学院大)が制し、97キロ級は山口剛(ブシロード)が3年ぶりに世界切符を獲得。女子65キロ級は源平彩南(至学館大)が伊藤彩香(東新住建)を破って初代表を決めた。

 須崎が大逆転で世界切符をもぎ取った。2-4とリードを許して残り時間は30秒。並の19歳なら焦る場面だが“想定内”だった。「残り30秒で負けている想定の練習もしてきた。私の強さはここからだと」。逆に冷静さを増し、残り15秒を切ったところで「このまま負けるのは嫌だと思い全ての力を振り絞った」と、タックルで起死回生のテークダウンに成功。終了ブザーが鳴ると、しゃがんだまま両手を突き上げた。

 若き世界女王も、12月の全日本選手権で入江に完敗し、主要大会で代表から外される屈辱を味わった。6月の全日本選抜では決勝で入江に雪辱。プレーオフでも連勝し、代表に返り咲いた。ハイレベルな争いが続く階級だが、「東京五輪に絶対に出るという執念を持って、世界選手権で連覇したい」。女王ロードをばく進する。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス