世界の男子フィギュアの現状 世界トップで戦うには4回転ジャンプ必要

 フィギュアスケート男子の10年バンクーバー五輪銅メダリストで、14年10月に現役を引退しプロスケーターとして活動していた高橋大輔(32)が1日、マネジメント会社を通じ、18~19年シーズンから現役復帰すると発表した。夜に都内で会見。4年ぶりに勝負のリンクへ返り咲く決意を固めた。

 世界の男子フィギュアの現状として、平昌五輪シーズンの翌年、男子はソチ五輪銀メダリストのパトリック・チャン(カナダ)が引退し、平昌五輪銅メダルのハビエル・フェルナンデス(スペイン)はGPシリーズ欠場を表明した。

 ルール変更もあり変革の1年となりそうだが、今季も五輪2連覇の羽生結弦(ANA)、平昌五輪銀の宇野昌磨(トヨタ自動車)、18年世界選手権優勝のネーサン・チェン(米国)、17年世界選手権3位の金博洋(中国)の“4強”が大きく揺らぐことはないだろう。ここに複数の4回転を跳べる若手が加わってくることになる。

 ルール変更で4回転の回数が制限され、出来栄え重視の採点となったことは、質の高いスケーティングと表現力を誇る高橋氏に朗報となりそうだ。フリーの競技時間が30秒少なくなることもプラスかもしれない。ただ、世界トップで戦うには4回転ジャンプは必要で、どこまで状態を戻せるかにかかっている。

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