高安、横綱稀勢の里に3勝8敗も「いい環境で充実していた」 徳島合宿打ち上げ

 左上腕筋を部分断裂し先場所を全休した大相撲の大関高安(28)=田子ノ浦=が17日、徳島市・徳島文理大での合宿を打ち上げた。横綱稀勢の里(31)と3日連続の三番稽古を行い、3勝8敗と負け越したが、手応えを得た合宿を強調した。

 力強い立ち合いで観客を沸かせ、序盤は五分だった。組み合って寄り切り、頭を付けて押し出しなど気迫満点。2勝2敗から5連敗するなど、体力勝負で横綱に軍配が上がったが感触は上々だった。

 「3日間を通して良くなってきた。非常にいい環境で充実していた。(患部の腕も)良くなった。徳島の皆さんとすごく過ごしやすかった。おいしいものもいただいた。(昨日は)海鮮。伊勢エビをいただきました。機会があればまた徳島にまた来たい」と、環境面でも大満足だった。

 名古屋場所(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)に向け、今後は東京に戻り、来週、出稽古し調整していく考え。「気持ちを引き締めてケガをしないようにやっていく」と、力を込めた。

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