日大タックル問題 教職員組合が田中理事長に辞任要求を含めた要求書を公開

 アメリカンフットボール部の悪質タックル問題で揺れる日大の教職員組合は31日、田中英寿理事長宛に「『日大アメフト部事件』関連の一連の騒動を踏まえての教職員組合の要求書」を公開。6月30日までに以下の4項目を実行することを迫った。

 ①日本大学の社会的信用・信頼を失墜させ、名誉を著しく毀損した根源である内田正人前監督の常務理事や保健体育審議会事務局長をはじめとする全ての職【日本大学事業部を含む】を直ちに解任すること

 ②アメフット部が引き起こした『事件』の重大性・悪質性及び社会的な影響を踏まえ、責任ある立場にある同部の部長・副部長並びコーチ陣を全員解任すること

 ③職員採用人事における保健体育審議会出身者の優遇措置に代表される、不公平・不公正で不透明な仕組みを全面的に改めること、運動部監督、部長と、常務理事・理事の兼任の禁止、教職員による無記名直接選挙による学長選出、学長を名実ともに大学の最高責任者とする、など組織のあり方の抜本的見直し

 ④内田常務理事だけでなく、企画広報担当常務理事を含む5人の常務理事の全員解任の上、法人組織の最高責任者である田中理事長と教学の最高責任者である大塚学長の辞任による大学上層部の解体的な出直し

 同組合は同日夕方にこの要求書を大学に手交する。また、同日朝から要求書への賛同署名運動を開始した。

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