阿武咲、初の十両優勝「素直にうれしい」

 「大相撲夏場所・千秋楽」(27日、両国国技館)

 元小結で西十両筆頭の阿武咲(21)=阿武松=が剣翔(追手風)をはたき込みで下し、12勝3敗で初の十両優勝を果たした。

 「落ち着いていた。相手が緊張していた。そういうのが見えたので俺は落ちついているんだと」と、冷静にいなして決めた。

 初場所で右膝後十字靱帯を損傷し途中休場。先場所を全休し十両に陥落しての復活場所で最高の結果。審判部長に就任した師匠の阿武松親方(元関脇益荒雄)から表彰状を受け取り「素直にうれしい。そこ(表彰式)であいさつしそうになった。『おかげさまで優勝しました』と」と笑わせた。

 来場所、再入幕へ気合。「出られなかった時は本当に悔しかった。そういう感情をプラスにしたい。しっかり追い込んで上で取りたい」。

 同期生の阿炎(錣山)が幕内上位で活躍。横綱白鵬(宮城野)から金星を挙げた姿に刺激を受けた。「本当に悔しかった。うれしいけど悔しかった。うらやましくて。(自身が上位で活躍の時は)あいつこういう気持ちだったんだと分かった」。ライバルとの対戦にも「上でやりたい」と、待ち望んだ。

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