男子相撲部員に「私の胸を見たいか」 OBら夫婦でセクハラ指導 

 強豪として知られる静岡県沼津市の私立飛龍高相撲部で、指導に当たっていたOBの夫と、その妻が部員にセクハラを繰り返し、女子部員2人が休部していたことが26日、同校への取材で分かった。学校側は指導をやめさせ、部員に謝罪した。

 同校によると、夫婦は県警に勤務する20代の男性警察官と、30代の女性。昨年4~10月、週2回ほど練習に自発的に参加し、部員の指導に当たっていた。男子部員の着替え中、体に巻いていたタオルを女子部員の前ではがしたり、妻が男子部員に「私の胸を見たいか」などと発言したりしたとしている。

 女子部員は姉妹で、保護者が昨年10月、顧問に被害を訴えた。今年2月から練習に参加しておらず、夫婦が謝罪した。学校側は夫婦の学校への出入りを禁止した。

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