フィギュアスケートのブレード(刃)に風穴を開けられるか。世界選手権男子2位の実績を持つ小塚崇彦氏が24日、名古屋市で山一ハガネと共同開発したスケート靴の刃、「KOZUKA BLADES」の発表会を開いた。完成まで約6年。「ブレードを知るところから始めた。トラブルを最小限にし、選手に安心感や競技に集中できる環境を提供したい」と目を輝かせた。
技術向上の一方、多くの選手が刃に悩みを抱える。複数の金属を溶接して造る従来品は跳躍時の衝撃で破損も多かった。新製品は11・5キロの鉄塊を削るため耐久性、衝撃吸収力がアップした。