大相撲の春巡業は16日、東京都千代田区の靖国神社で奉納相撲が行われ、死去した父の葬儀参列でモンゴルに帰国していた白鵬が復帰し、鶴竜、稀勢の里と合わせて3横綱が顔をそろえた。傷害事件の責任を取り昨年11月に元横綱日馬富士が引退して3横綱になってから、そろって巡業に参加するのは初めて。
いずれも力強く横綱土俵入りを披露し、取組も行った。白鵬は「帰ってきたという感じ」と気を引き締めた。
稀勢の里は「優勝してくれ」との声援に「温かく待ってくれている人がいる」と感謝。鶴竜は、昨年5月に誕生した長男とともに土俵入りをし「しっかり体をつくっていく」と意欲を新たにした。