鶴竜、8場所ぶりの優勝 横綱の責任を果たす「支えてくれた人を喜ばせたかった」

 「大相撲春場所・14日目」(24日、エディオンアリーナ大阪)

 横綱鶴竜(井筒)が8場所ぶり4度目の優勝を決めた。大関豪栄道(境川)をはたき込みで下し、13勝目を飾った。

 4場所連続の休場明けで迎えた初場所は、10連勝からまさかの4連敗。復活への足がかりはつかんだが、優勝は逃した。今場所は12日目に栃ノ心(春日野)に初黒星を喫したが、崩れることなく白星を積み重ねた。

 白鵬(宮城野)が2場所連続、稀勢の里(田子ノ浦)が6場所連続でともに休場。土俵外での話題にも注目が集まる状況で、鶴竜がひとり横綱としてしっかり責任を果たした。

 取り組み後、花道で付き人とグータッチを交わし「常に目標としてやっている。良かったです。去年は苦しい1年。その中で応援して、支えてくれた沢山の人たちを喜ばせたい気持ちが強かった」と安どの表情。この日の取り組みは悪癖の引き技でヒヤリとしたが「相撲は最悪でしたが、勝つことができて良かった」と振り返った。第2子が誕生後、初めての優勝に「これで抱いて写真が撮れますかね」と、ようやく笑みを浮かべた。

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