貴乃花親方が謝罪 春日野広報部長明かす 今後は危機管理委が聴取へ

臨時会合を終え、記者の質問に答える春日野広報部長=エディオンアリーナ大阪(撮影・山口登)
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 「大相撲春場所・9日目」(19日、エディオンアリーナ大阪)

 十両貴公俊(20)=貴乃花=が付け人を暴行した問題で19日、臨時理事会が開かれ、師匠の貴乃花親方(45)=元横綱=が経緯を説明。会議後、協会の春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)が報道陣に対応した。

 「貴乃花親方から貴公俊が今場所休場する申し出がありました。今後のことは(3月)29日の理事会で決定することとなりますので、それまでは休場になりました」と話した。29日の理事会では暴行加害者を始め、師匠の貴乃花親方の管理監督責任を問われ、処分が協議される。

 理事会で貴乃花親方は「今回は申し訳ありませんでした」と謝罪した、という。協会の調査への協力は惜しまない旨の申し出もあった。

 29日の理事会までに危機管理委員会を立ち上げ、事件を調査する。同部長は「そのために早々と事情を聞かないと。29日までに(調査結果を)上げるようにこちらから危機管理委員会にお願いした」と話した。貴公俊、貴乃花親方を始め、複数の目撃者が19日にも開始される聞き取りの対象となる。

 今場所、貴乃花親方は初日から欠勤。15日から会場に姿を現したが、数分で役員室を早退するなど、職務放棄が問題となっていた。弟子の暴行事件との関連は「居てくれれば対処の仕方があったかもしれないけれども、今回のこととは。居たら起こっていないのか、居なかったから起こったのかというのはまた別の話だから」と同部長は語るにとどめた。

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