日本、パワハラ騒動もなんの4連覇!川井「勝つことの責任を感じた」

 「レスリング・女子W杯」(18日、高崎アリーナ)

 決勝が行われ、日本は中国を6-4で下し4連覇を果たした。パワハラ騒動の渦中にある栄和人強化本部長(57)が体調を崩して不在の中、エースであるリオデジャネイロ五輪金メダルの川井梨紗子(23)=ジャパンビバレッジ=を中心とした若手主体のチームで、通算10度目となる世界一の称号を手にした。

 パワハラ騒動に揺れる中でも日本が世界最強を証明した。50キロ級の入江ゆき(自衛隊)がリオ五輪銅メダルの孫亜南に殊勲のフォール勝ちを収めて勢いづくと、62キロ級の川井梨が5勝目を挙げ、65キロ級の源平彩南(至学館大)が逆転勝ちで優勝を決めた。エースの役割を果たした川井梨は「勝つことの責任を感じる大会だった。(栄氏に)しっかりやってきましたと報告したい」と汗をぬぐった。

 皮肉な形で注目を浴びる大会となったが、監督を務めた笹山秀雄・女子強化委員長は「色んな状況がある中で何とか4連覇できて良かった」と胸をなで下ろした。強化のトップを巡る問題は依然不透明だが、2020年に向けて盤石の体制を築き上げていく。

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